当院の検査・検診について
当院では、女性技師がマンモグラフィや超音波検査、乳がん検診などを担当しています。女性スタッフによる検査を希望する方や、検査への不安を和らげたいとお思いの方はお気軽にご相談ください。
マンモグラフィについて
マンモグラフィは、レントゲンを用いて乳房内の小さな病変を調べる検査です。乳房を板で挟んで薄く広げた状態で撮影するので、一般的なレントゲン検査では発見が難しい微細な変化を確認できます。
また、検査のために乳房の厚みを減らして伸ばすことは、病変部の検出を高めると同時に、放射線被ばくの低減にも有効です。マンモグラフィ検査は乳房全体を撮影するため、複数の方向から圧迫を行い、当院では上下左右、斜め方向の合計4枚を撮影します。乳がん検診では、斜め方向からの2枚のみ撮影する場合もあります。
マンモグラフィは、乳がん早期に特徴的な僅かな石灰化や、乳がんの微細なしこりなどを見つけることができるため、早期発見が重要な乳がん検診における有用な検査であると考えられています。
超音波検査について
乳腺の検査として、乳がんの検診で実施されるマンモグラフィがよく知られていますが、同じくらい重要な検査として超音波検査も挙げられます。早期に乳がんを見つけるという目的からも、マンモグラフィと超音波検査の適正や特徴を知ることで、双方の難点を補完する利点が活用できます。
初期の乳がんに特徴的な石灰化の発見が得意なマンモグラフィ検査に対して、しこりの判断や広がり、乳管の拡張などを詳しく調べ、乳房だけでなく広い範囲を見ながら確認を行うことは超音波検査が得意とします。また、超音波検査は検査に伴う痛みや被ばくの不安がないという利点もあり、妊婦の方や授乳期間の方など、幅広く検査を行うことが可能です。
その他、しこりが良性であるか悪性であるかの区別をサポートする機能が付いた乳腺超音波検査機器の登場は、検査の精度を一層高めることに貢献しています。
乳がん検診の流れ
検診の内容や流れはご受診日の状況により変更になる場合がございます。
1予約
当院は予約制です。ネットまたはお電話によるご予約に対応していますので、ご利用ください。
また、ご来院時に予約を承ることも可能です。
2受付
当院を初めて受診される方は以下のものをお持ちください。
- マイナンバーカードまたは健康保険証
- 他の医療機関での検査結果（お持ちの場合）
再診の方は以下のものをお持ちください。
- マイナンバーカードまたは健康保険証
- 診察券
初診の方でWEB問診がお済みでない場合、問診票の記入がありますので、少しお早めにお越し頂けると幸いです。
また、診察時にお気付きの症状や過去の検査結果などについて詳しくお聞きします。お悩みや気になることがございましたら、小さなことでもお伝えください。
3検査
当院では、患者様の状態に応じて基本的に下記の検査を実施しています。
- マンモグラフィ検査
- 超音波検査
4診察・結果説明
当院では診察の時に触診も実施しています。また、結果の説明は当日に行います。
診察でさらに詳しい検査が必要と判断した時には、当日に追加で検査を受けて頂く場合と、予約のうえ後日にお受け頂く場合がございます。