豊胸手術の種類
豊胸手術には、シリコンバッグ豊胸手術・ヒアルロン酸豊胸手術・脂肪注入豊胸手術の3種類があります。
当院では、ヒアルロン酸豊胸手術・脂肪注入豊胸手術に対応しております。
ヒアルロン酸豊胸手術
ヒアルロン酸を注射器により胸に入れて、胸を大きくする方法です。
切開する必要がないため、注入用の針による傷しか生じず、自然な仕上がりになります。
基本的に短期間のダウンタイムで済み、大半の方が施術の次の日から普段と変わりない生活を過ごせます。
患者様によって違いがありますが、乳房を1カップアップするためには、約50〜100ccのヒアルロン酸を使用し、費用の目安は単価が約10万円/10ccであるため、500万~1000万円程度です。
注入は60分くらいで完了します。
なお、施術の効果は数ヶ月〜数年程度と限られるため、再注入を行わなければなりません。
メリット
ヒアルロン酸による方法は、注射でバストアップでき、手術時間も60分くらいと短時間で済むことから、施術のハードルが低くなります。
また、メスを使わないので目立つ傷ができないことや、シリコンバッグや脂肪注入による手術より費用を抑えられる点も利点です。
デメリット
注入したヒアルロン酸が徐々に体内に吸収されるので、患者様やヒアルロン酸の質による違いがあるものの、施術の効果は数ヶ月〜数年程度と長くありません。
また、しこりが生じる恐れがあります。
乳房内で瘢痕化することも少なくないため、度々ヒアルロン酸注入を行うことはお勧めできません。
その他、感染が生じやすくなることから、先々で異なる施術法によるバストアップを予定している場合、ヒアルロン酸による豊胸は避けた方が良いと考えられます。
脂肪注入豊胸手術
腹部や大腿部から吸引した脂肪を用いてバストアップする施術で、拒絶反応の心配がない安心な方法です。
患者様によって違いはあるものの、施術後の目立つ腫れ、筋肉痛に似た痛み、内出血などの大半は、およそ1〜2週間で和らぎます。
手術時間は脂肪吸引を行う場所や量により異なりますが、およそ2時間です。
費用の目安は両側で約80万円で、加えて採血や麻酔の料金が必要になる場合があります。
高額になりますが、注入した脂肪が乳房内で安定すれば、効果は長期間続くと考えられます。
メリット
ご自身の脂肪を注入するので、拒絶反応が生じるリスクが低くなります。
バストの動作による変化や手触りも不自然さがなく、人に知られずサイズアップできることも利点です。
デメリット
脂肪がどれくらい残るか不明で、バストの形が術前のイメージ通りになりにくいという難点があります。
また、注入できる脂肪の量も限られるため、ボリュームを大きく増やすことは困難です。
細身の方は脂肪が少ないため、必要量を吸引できず、手術を行えないケースもあります。
豊胸術後の修正手術とは
当院では、他院で豊胸手術を受けた方の術後のトラブルや症状に関するご相談もお受けしています。例えば、脂肪やヒアルロン酸注入による施術後にできたしこり、シリコンバッグ挿入後のズレや破損などの相談などがあります。
豊胸手術を受けて、気になることやお悩みをお持ちの方は、当院までご相談ください。乳がんを含めた病気によるしこりの恐れもあるため、術後の変化と決めつけずに専門医の診察を受けることが大切です。
乳がんの可能性はないか、乳腺に変化が起きていないかなどの診察や検査を行ったうえで、1人ひとりに合わせた対策や修正手術法についてアドバイスいたします。